商品説明
岩瀬一は「家族」の繋がりを信じ、大好きな元義兄の玖珂逸人のもとに通い詰める日々病的に憧れすぎている自覚はある。
ただ、姉と離婚して以来、すべてを諦め孤独の中で微笑む彼が哀しくて、けれど自分では癒せないことも知っていて…。
そんな折、ふとしたきっかけでこの気持ちが恋だと気づいてしまう。
せめて本気で想っていることだけは知ってほしい。ふられることを覚悟の告白。
そうして望まれたのは、会いに来ないで忘れることだった。
圧倒的な拒絶を噛み締める一。だがその矢先、逸人が押し隠していた秘密を知ってしまい…