商品説明
タナトスの双子・上巻
「軽蔑してるのに、私に従うのか」
時は帝政ロシア末期。オルロフ公爵家の嗣子ユーリは
天使のように優美な容姿を持ちながら、近衛師団では切れ者の大尉として知られている。
そして、彼のそばには副官のヴィクトールが常に付き従っている。
目的のためなら躰を利用することも厭わないと噂のユーリを侮蔑を籠めた目で冷たく見ながらも、屈従を崩さず折りしも、ユーリは幼馴染みマクシムからある青年を紹介される。
それは死に別れたはずの双子の兄、ミハイルだった!?
愛と憎しみ、憧憬と裏切り。複雑な想いが絡まり合い