商品説明
社会
宝島新書/現在80代半ば、敗戦によって「世の中の正義」が一夜にしてひっくり返る理不尽・不条理を目の当たりにし、社会が押し付けてくる「ものさし」を根底から疑うようになった養老孟司さんと下重暁子さん。「社会性などまるでないネコのほうがよほど信頼できる」と養老さんは語ります。本書は、「90歳の壁」を目の前にしたお二人に、それぞれの<ネコ愛>を基軸に、老いや病、孤独や自立などについて縦横無尽に語っていただく対談企画。群れず、媚びず、しなやかに生き、素直に死んでいくネコたちの後ろ姿から、「ささやかな幸せを見つけるためのヒント」を素描する一冊です。