単行本(実用) 社会 障害のある人の親がものを言うということ / 児玉真美

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管理番号: BO4899026
発売日: 2024/12/18
メーカー: 生活書院

商品説明

社会
【内容紹介】
親がものを言うことは、いつも、とてつもない難行だった……
専門職との「対等ではない関係性」の中、多くの言葉を無理やり飲み込んできた。
なぜこんなに伝えにくいのだろう。
なぜ届かないのだろう。
それでも諦めずに、ものを言い続ける。
伝えなければならないことがあるから。
きっと受け止めてくれる人がいると信じるから--。
本当の信頼関係を築きたいと願う、親と専門職、そしてすべての人たちへのエール。
【目次】
はじめに
第1部 身の回りでものを言う
1 勇気
2 大病院
コラム 母の風景1 雌雄の鯛
3 抗議
4 母子入園
5 療育研究会
6 子育て期
第2部 親としてものを言う
1 初めての著書
2 褥瘡
コラム 母の風景2 おっかさんナース
3 バトル
コラム 母の風景3 コーヒー
第3部 親の立場からものを言う
1 アシュリー事件
コラム 母の風景4 海のNothing about me without me
2 ケアラー支援
3 親が一番の敵
4 相模原障害者殺傷事件
コラム 母の風景5 くつした泥棒
5 インタビュー
第4部 コロナ禍で問う 問い続ける
1 コロナ禍の家族
2 第一波
コラム 母の風景6 いのち
3 要望
4 「迷惑な患者」問題
5 コロナ禍で親がものを言うということ
6 重心学会(二〇二二)
7 親亡き後
終章
伝えたい、わかってほしい。
語り合える関係を目指して--本書に寄せて 沖田友子
おわりに
【著者略歴】
児玉真美(こだま・まみ)
1956年生まれ。
京都大学文学部卒。
カンザス大学教育学部にてマスター取得。
中学、高校、大学で英語を教えた後、現在、著述業。
一般社団法人日本ケアラー連盟代表理事。
長女に重症心身障害がある。
著書に、『私は私らしい障害児の親でいい』(ぶどう社、1998)、『アシュリー事件--メディカル・コントロールと新・優生思想の時代』(生活書院、2011)、『新版 海のいる風景--重症心身障害のある子どもの親であるということ』(生活書院、2012)、『殺す親 殺させられる親--重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行』(生活書院、2019)、『私たちはふつうに老いることができない──高齢化する障害者家族』(大月書店、2020)、『見捨てられる〈いのち〉を考える--京都 ALS 嘱託殺人と人工呼吸器トリアージから』(共著、晶文社、2021)、『増補新版 コロナ禍で障害のある子をもつ親たちが体験していること』(編著、生活書院、2023)、『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書、2023)など。