単行本(実用) 社会 ローカル局の戦後史 / KBCグループホールディングス

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管理番号: BO4876584
発売日: 2024/10/28
メーカー: ミネルヴァ書房

商品説明

社会
【内容紹介】
序 章 民放には戦後史しかない
戦前のラジオとは
ラジオと戦争
放送は戦後をこう歩み出した
民放の創始に名を連ねる
第I部 新たな幕が開いた
第一章 夜明けは、涙雨のち朝日
創立はいつ、起源はどこ
進駐軍と地元の有力政治家
プロ野球の余波であてが外れる
あきらめずに再チャレンジ
怒涛の開局準備
ラジオからメリークリスマス
手探りのスタート
地元久留米は盛り上がったが
スターリン不況の荒波
小さな市場の限界
第二章 市場を求めて、動く
県都で勝負するしかない
創立メンバーの不満渦巻く
挑戦続く自転車操業
新たな門出は博多・中洲から
子どもに人気のラジオ連続時代劇
第三章 テレビに乗り遅れるな
先行局の背中は遠く
テレビ時代の幕開け
扉は開かれた
宙に浮いた「覚書」
田中角栄の辣腕
永井大三の芝居気
なぜ1chを獲得出来たのか
まず「福岡」で、「関門」は様子見
粘り勝ちで放送エリアを拡大
第四章 順風満帆でテレビ開局
三度目の正直
スタートはクロスネット
開局時から自社制作続く
選り取りでネットはフジに傾斜
民放「教育局」があったころ
目立つ外国ドラマとクイズ番組
ベストミックスの五年間
第五章 ネットワーク変更は突然に
トップ二人の急死と「村山騒動」の中で
読売新聞の九州進出が引き金に
窮地に立たされた新社長の決断
一気に素早い対応
「ネット構想」を描いたのは誰か
歴史から消えた永井大三
田中角栄の「反省」と仕上げ
第II部 時代の鏡としてのメディア
第六章 活路は足もとにあり
まず地元を盛り上げてこそ
山笠中継は開局翌年から一貫して
視聴者参加の公開番組で勝負
朝の情報ワイドに乗り出す
深夜を自由に切り開く
自社制作率ついに二〇%を超える
第七章 スポーツは地域のカナメ
スポーツ中継はこう始まった
野球中継にもネットワーク変更の影
地元球団の浮き沈みと消滅
ホークスがやって来た
プロ野球の構造変化と放送
Jリーグが開拓した「地域」
福岡国際マラソンとは縁が続く
KBCオーガスタで半世紀
「夏フェス」のような大会に変身
第八章 問われるメディアのあり方
公権力との向き合い方
選挙とテレビ・ラジオ
地裁が取材フィルム提出を命令
裁判官の苦衷と報道機関の立場
公権力に都合の良い法解釈
経営トップの姿勢
報道への信頼を揺るがせた事件
雲仙普賢岳で犠牲となった取材班の四人
災害報道はどうあるべきか
第九章 ラジオの紆余曲折
祖業ゆえの苦しみ
リスナーを絞り込め
パーソナリティーの時代に
挑み、消えた「INPAX」
伝説を作ったラジオ・プロデューサー
「破天荒」な企画を実現する
地道に続けてこそ
第III部 未来への布石
第十章 「地デジ」化を乗り越えて
移行期間十年の大事業
テレビ中継車はレンタルで
中波ラジオをFMで補完
テレビのマスター更新でネット配信対応
第十一章 模索し続ける新ビジネス領域
チャレンジはしてきたのだが
天神そばの好立地は偶然
ビル経営者が新社長に
まずは投資のポートフォリオを
ラブストーリーは世界に通ず
高校バスケは地上波と動画配信をミックス
ネット時代をどう生き抜くか
スマホ対応は「アサデス。
アプリ」で
苦肉の著作権対策は「生フタ」
映画館を持つ放送局
第十二章 ローカル局の生き残りとは
実は定義なし
歴史的経緯とブロックとの関係
何のために持株会社化するのか
未来を切り開くのはローカル局自身
角栄の理念と手法は成ったが
終 章 地域とともに、百年企業へ
経営計画の一丁目一番地
「Wish」スタートは創業の地より
まずは自治体と防災協定を
パートナーを巻き込んで
若手公務員が放送局で研修
dボタンを活用して自治体の広報誌に
古希で衣を着替える
地域プロデュース集団を目指す
ローカル局の最後の拠りどころ
文献一覧
あとがき
KBC九州朝日放送年譜
一九六二年二月一日時点の民放テレビ・ネットワーク
二〇二四年四月の全国民放・地上波テレビ一覧
事項索引
人名・グループ名索引