商品説明
日本史
【内容紹介】
安芸の地域領主であった毛利氏を、一代で中国地方の大半を支配する戦国大名へと飛躍させた毛利元就。
本書では、これまで蓄積されてきた豊富な元就研究のなかから、政治・合戦・権力・妻室などに関する、特に重要な研究論考15本を集成。
また、総論では元就とその嫡男・隆元の文書を網羅した文書目録をもとに、元就の生涯とその家来について考察する。
【目次】
総 論 毛利元就の生涯と家来 村井良介
第1部 政争と合戦
I 毛利元就の生涯--「名将」の横顔 秋山伸隆
II 高橋氏の滅亡時期をめぐって 秋山伸隆
III いわゆる安芸郡山城合戦の再評価 吉野健志
IV 猿懸城合戦と毛利氏の備中国経略 畑 和良
V 毛利元就と防府--毛利氏の防長侵攻とその受容 柴原直樹
VI 毛利氏の兵糧政策と西伯耆国人村上氏 岡村吉彦
第2部 家督譲与と二頭体制
I 判物から見た吉川元春の家督譲り 木村信幸
II 毛利隆元の家督相続をめぐって 秋山伸隆
III 毛利氏五人奉行制の再検討 水野椋太
第3部 芸備領主との関係
I 安芸国衆保利氏と毛利氏 長谷川博史
II 備後国衆・杉原盛重の立場--毛利氏との主従関係を中心として 木下和司
第4部 経済拠点の支配
I 戦国期の地域権力と石見銀山 長谷川博史
II 毛利元就の温泉津支配と輝元の継承 本多博之
第5部 毛利元就の妻室
I 毛利元就をめぐる女性たち 秋山伸隆
II 毛利元就継室「中の丸」の出自 西尾和美