単行本(実用) 社会 ソーシャル・キャピタル新論 / 稲葉陽二

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管理番号: BO4872320
発売日: 2024/09/30
メーカー: 東京大学出版会

商品説明

社会
【内容紹介】
企業不祥事や政治の腐敗、自己責任論が蔓延し経済も停滞する日本社会。
なぜこのような状況になってしまったのか? ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)論の第一人者が、その有用性だけでなく負の側面までも含めて縦横に論じる。
ソーシャル・キャピタル研究の決定版。
【目次】
序章 日本経済・社会を覆う違和感--社会の理不尽を個人が負担する理不尽
第1章 社会関係資本の現状--現場の理不尽は社会関係資本を知らないとみすごされやすい
第2章 社会関係資本とはなにか
第3章 社会関係資本の定義についての考察--3人の碩学からなにを学ぶのか
第4章 社会関係資本のダークサイド
第5章 測り方と分析の仕方の進歩--計算社会科学の出現
第6章 過去の実証研究から明らかになったこと--データの整備と理解の深化
第7章 日本経済・社会を社会関係資本の視点で再考する
終章 結局なにが言いたかったのか
【著者略歴】
元日本大学法学部教授(経済学)
1949年生まれ。
1973年京都大学経済学部卒、1978年スタンフォード大学経営大学院修士課程修了。
博士(学術・筑波大学)。
日本開発銀行入行、日本政策投資銀行設備投資研究所所長、日本大学法学部教授等を歴任。
主な著書に『ソーシャル・キャピタル入門』(中公新書、2011年)、『ソーシャル・キャピタルの世界』(共編、ミネルヴァ書房、2016年)、『企業不祥事はなぜ起きるのか』(中公新書、2017年)、『AIはどのように社会を変えるか』(共編、出版会、2022年)ほか多数。