商品説明
社会
【内容紹介】
建設産業は、社会の発展や生活の質の向上に欠かせない重要な役割を果たしています。
しかし、いま深刻な人手不足に直面しており、特に若年層の就業者が減少し、業界全体の高齢化が進んでいます。
原因の一つは、生産性の低さにあり、特に、複雑な重層構造がその背景にあると言われています。
建設産業における生産性向上のためには、建設プロジェクト内の情報共有が重要であり、デジタル技術の導入が求められています。
特に、BIM(Building Information Modeling)は、建設産業に関わる全ての人々が情報を共有できるツールとして注目されています。
しかし、BIMを含む建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進は、建設産業の複雑な構造やITリテラシーの差異が障壁となっており、実現は容易ではありません。
本書では、建設産業の課題を再認識し、DXの本質的な課題について掘り下げています。
各界の有識者との対談を通じて、建設産業の面白さと重要性、DXを進めることによって広がる可能性と魅力、将来性について伝えます。
【目次】
第1章 日本の建設産業、これまでとこれから
第2章 メディアから見た建設産業の近未来像とは
第3章 「The職人」ベテランに聞く!建設現場で起きていること、これから起きること
第4章 「シン職人」これからを担う若手に聞く!未来の建設現場の有り様とは?
第5章 建設DXはどのように進化していくのか
第6章 DXの本質とは何か
第7章 建設DXで未来を変えていく
【著者略歴】
2000年3月慶應義塾大学経済学部卒、2014年3月シカゴ大学経営大学院修了。
シティバンク、エヌ・エイ、日興シティグループ証券を経て、2006年野原産業入社。
2009年野原産業取締役、2018年野原ホールディングス(2023年7月に野原グループに改編)社長。
日本における建設産業のDXを牽引すべく、2015年以降、プロ向け建材通販サイト「アウンワークス」の立ち上げ、BIMデータライブラリーの「bimobject.com」を世界的に展開するスウェーデンのBIMobject社との合弁会社「BIMobjectJapan株式会社」を設立。
2023年、建設産業変革のフロントランナーとして「建設DXで、社会を変えていく」ことを掲げ、BIM設計-製造-施工支援プラットフォーム「BuildApp(ビルドアップ)」を中心とする建設DX推進事業を強化。