商品説明
日本エッセイ・随筆
【内容紹介】
吉本隆明に影響を受けた編著者による不定期刊行の小冊子。
主に思想、文芸批評の論考を掲載。
【目次】
きれぎれの/(2024 年7 月)?「芥川龍之介の死」を軸に?(前篇) 菅原則生
銀河鉄道の夜へ向かうジョバンニ 伊川龍郎
吉本隆明の対談を読む- 鮎川信夫を軸に(2) 勝畑耕一
「関東の琉球」をめぐって 井谷泰彦
【小説】パンデミック始末記(前編) 高岡健
死が消える場所- 森崎茂さんの内包論 片山恭一
【資料 小説】
雨の降る日 荒井和子
【資料 転載】吉本隆明「真世界インタビュー」(インタビュアー・池田房雄)
思想の原型そして座礁体験
戦後文学と固有の通路
【著者略歴】
菅原則生(すがわら・のりお)
1950年福井出身。
76年『最後の場所』創刊、83年終刊。
創刊の頃、吉本隆明さんから云われた「あなたが抱えている課題は、トロツキーを始めとして、古今東西、誰一人として解いた者はいません」ということばが耳の底に残る。
終刊後、校正を業とする。
時折、正気(狂気)が蘇ると〈思想〉のことを考えていた。
著書に『浄土からの視線』(弓立社)。