商品説明
哲学
【内容紹介】
人類と地球にはどのような未来があり得るのだろうか。
気候危機、横行・拡散する核の恐怖、頻発する地域紛争や戦争といった近年の状況は、私たちの生存基盤が有限かつ壊れやすいものであることを教えている。
資源やエネルギーの争奪競争は大地・海洋・大気圏・宇宙の至るところで激化しており、野生動植物との関係性、災害、自然破壊といったことがらもそれに伴って大きく問題化してきている。
環境や資源は誰のためのもので、どのような目的から活用されるべきものなのか。
繁栄や幸福とはどのようになることか、そしてそれにあずかるべきは誰なのか。
環境に注目することで考えてみたい。
【目次】
第1章 人類社会と環境の未来--700万年のスケールから見る「地球1個分」問題と環境加速主義の未来/上柿崇英
第2章 野生動物倫理からの人間学--〈生かす・護る倫理〉と〈活かす・報いる倫理〉/関 陽子
第3章 原子力エネルギーの哲学/戸谷洋志
第4章 環境にやさしい世界とは何か --エコロジーとエコノミー/増田敬祐