商品説明
日本史
【内容紹介】
畿内の様相を古墳時代から古代にかけて通観する「講座 畿内の古代学」シリーズ第5巻（全6巻）。
「祭祀」「仏教」「畿内の文化」という三本の柱を軸に、古代日本の精神的・肉体的文化に迫る。
【目次】
序論（吉川真司）
第I章 祭 祀
一 聖水祭祀（穂積裕昌）/二 古代王権と神祇（古代王権と神祇）/三 疫神と御霊（吉田一彦）/四 二十二社制の形成（久禮旦雄）
第II章 仏 教
一 王宮と王都の仏教（本郷真紹）/二 畿内の飛鳥・白鳳寺院（花谷 浩）/三 行基寺院と知識（近藤康司）/四 東大寺と畿内国分寺（梶原義実）/五 平安京と山林寺院（上原真人）/六 御願寺と顕密法会（斎木涼子）
第III章 畿内の文化
一 古墳時代生活様式の先進性（三好 玄）/二 暦と漏刻（細井浩志）/三 畿内の仏教美術（根立研介）
コラム
(1)飛鳥の石像（石橋茂登）/(2)大仏開眼会と正倉院宝物（杉本一樹）
【著者略歴】
広瀬和雄(ひろせ かずお)
1947年京都市生まれ
大阪府教育委員会、大阪府立弥生文化博物館勤務ののち、奈良女子大学大学院教授
現在、国立歴史民俗博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授
〈主な著書〉『前方後円墳国家』(角川選書、2003年、中公文庫、2017年)、『古墳時代政治構造の研究』(塙書房、2007年)、『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010年)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書、2010年)、『古墳時代を再考する』(同成社、2013年)