単行本(実用) 日本エッセイ・随筆 南海トラフM9地震は起きない / 角田史雄 / 藤和彦

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管理番号: BO4865943
発売日: 2024/08/27
メーカー: 方丈社
著: 藤和彦

商品説明

日本エッセイ・随筆
【内容紹介】
2016年 熊本地震 2018年 北海道胆振東部地震
2024年 能登半島地震……東日本大震災以降、
なぜ大地震は南海トラフ以外で起きるのか。
「熱移送論」で地震発生のメカニズムを解き明かす。
プレートの枚数は現在も確定しておらず、プレートが衝突したり沈み込んだりするとされている場所から2000km以上も離れた中国内陸で起きた四川大地震は説明できません。
地震の発生原因は、地球内部の熱移送であり、大地震発生前には必ずその周辺で熱移送と火山性群発地震が起きています。
プレート説に基づいて地震予知研究をしているのは日本だけ。
活断層が動いて直下地震が起きると思っているのも日本だけ。
ほとんど信仰と言っていいプレート説を真剣に見直す時期が来ていると思います。
(本書「おわりに」より)
【目次】
はじめに 50年を無駄にした日本の地震学
第1章 「プレート説」の不都合な真実
・プレート説は「現代の天動説」
・プレートの確定過程はやぶの中
・最新の研究で多くの矛盾が露呈
・嘘を嘘で塗り固める地震学者
・「地震波モトグラフィー」で分かった地球の内部
・プレート説は百害あって一利なし
第2章 ないがしろにされた地質学者
・冷戦の成果が生み出したプレート説
・抵抗勢力と揶揄された「地学団体研究会」
・地質学者の意見に耳を傾けようとしない地震学者
・地域の特殊性をまったく考慮しない地震学者
第3章 地震を引き起こすのは地下の高温化
・歴史から抹殺された地震学者
・活断層は地震の原因ではない
・地震と火山噴火をセットで考える
・日本列島に届く「熱」の流れ
・日本各地の「地震の癖」
・正しい診断に基づく「中期予測」の可能性
第4章 日本の防災対策を抜本的に見直せ
・南海トラフ地震への対策集中の弊害
・地震予知連絡会トハザードマップを即刻廃止せよ
・地域レベルで内陸型地震の前兆をつかめ
・気象庁は全国の地震計のデータを公開せよ
・「ドスン揺れ」による被害を防ぐ
・震度7でも耐えられる街づくり
おわりに 「温故知新」--1960年代に戻って再チャレンジせよ
【著者略歴】
1942年、群馬県生まれ。
埼玉大学工学部教授を経て、現在同大学名誉教授。
理学博士。
埼玉県大規模地震被害想定委員、埼玉県環境科学交際センター研究審査委員等を歴任。
専門分野は地質学、地震工学。
浅層地殻における断層の深部形態、断層帯の構造と形成過程、断層近傍の強震動の発生機構などを研究。
著書に『地震学』(共著、平凡社)、『地震の癖』『首都圏大震災』(以上、講談社+α新書)、『徹底図解 メガ地震がやってくる!』(共著、ビジネス社)などがある。