単行本(実用) 哲学 朝鮮朱子学 / 川原秀城

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管理番号: BO4854524
発売日: 2024/08/22
メーカー: 東京大学出版会

商品説明

哲学
【内容紹介】
朝鮮朝の朱子学の定型化はどのように進んだのか? そして、朝鮮朝固有の朱子学はどのような過程を経て成立したのか? 李滉と李珥を軸に、朝鮮朱子学の成立の経緯とその思想について詳細に論説。
基本書かつ重要文献として、必読の書。
【目次】
前言
上編--中国元の朱子学から朝鮮固有の朱子学へ
第一章 朱子学の東伝--高麗朝末期,元学の隆盛
第二章 朱子学の刷新と高麗の革命--元学から独自の学へ
第三章 権近の朱子学
第四章 朝鮮朝前期朱子学と陽村学
第五章 士林学の台頭と朱子学の変質
下編--朝鮮朱子学の成立とその学術
第六章 士禍と清隠の学
第七章 豊穣な知の世界--退渓学成立前夜の朱子学をめぐって
第八章 李滉略伝--経世行道と隠居問学の葛藤
第九章 李滉と朝鮮朱子学大一統
第十章 退渓心学と『心経附注』
第十一章 李滉の四端七情分理気論--退渓心学,道徳感情の研究
第十二章 李滉の最後の哲学挑戦--理の実在化と物格無極の新解釈
第十三章 李珥略伝
第十四章 栗谷学総論--朝鮮朱子学のもう一つの集大成
第十五章 性・情・意の心論
第十六章 李珥道学--朝鮮朝の現実主義哲学
第十七章 李珥の文廟従祀--朝鮮朱子学の二大学派
補章 在人の神--中国医学の“たましい”論
後言
参考文献/索引
【著者略歴】
東京大学名誉教授
1950年生まれ。
1972年京都大学理学部数学科卒、1974年同大文学部哲学科卒、1980年同大大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
1980年岐阜大学教育学部助教授、1992年東京大学文学部助教授、1995年から2015年まで同大大学院人文社会系研究科教授。
主な著書は『中国の科学思想--両漢天学考』(創文社、1996年)、『毒薬は口に苦し--中国の文人と不老不死』(大修館書店、2001年)、『朝鮮数学史--朱子学的な展開とその終焉』(東京大学出版会、2010年)、『数と易の中国思想史--術数学とは何か』(勉誠出版、2018年)ほか。