商品説明
児童書
【内容紹介】
おいらをすてたのは、人間。
おいらを拾ったのも、人間。
幸せに暮らしていても、不安になる。
この人たちは本当に、おいらをすてたりしないかな--?
新しい家族となった今村家の人たちが、心配しておいらを探してくれますように。
そう願いながら、すてネコ『たまご』は家を出た……。
【著者略歴】
東京都に生まれる。
28年間の教師生活を経て、執筆に専念。
自転車で日本縦断をし、富士山頂を走り、また時には徒歩で日本列島を横断するなど、腰の落ち着かない作家である。
ただし最近は寄る年波のせいか、車を使って愛犬と二人(?)で日本一周の旅をするという軟弱者に成り下がった。
なお、この作品に登場する、柴犬の「こゆき」と、すてねこの「たまご」は、実際に著者が飼っているペットの名前でもある。
主な作品に、『かけぬけて、春-直樹の学校戦争』(小学館)、『風のカケラ』(汐文社)、『時のむこうに』(偕成社)、『ぼくの一輪車は雲の上』、『ゴジラ誕生物語』、『リターン!』(いずれも文研出版)など多数。
ちなみに、本作品の『おいら、すてネコ『たまご』です』は、著者の111冊目という、区切りがいいんだか悪いんだか、よくわからない記念すべき一冊なのである。