商品説明
社会
【内容紹介】
新たに症例を大幅追加し、100頁超増の大改訂!
ワクチンや治療薬に対する不安、手術、遺伝子検査など意思決定・合意形成に苦労しがちな実例をもとに、SDMの入門から実践までを解説
◆患者と医師が協力して治療方針を意思決定していく「シェアード・ディシジョンメイキング(SDM)」。
◆「これまでにない医療コミュニケーション本」として刊行された本書初版から6年以上を経て、その考え方は臨床現場で確実に広まってきました。
◆第2版となる今回は、初版刊行後に蓄積した多数の実症例を盛り込んで大幅改訂し、より実践的な内容に仕上げました。
◆一歩進んだ患者さんとのコミュニケーションのために、日々の臨床に必携の一冊です。
【目次】
1章 総論
1 SDM入門・総論
2 SDMの具体的な方法
3 SDM研究の概観
4 意思決定支援ツール(ディシジョンエイド)の作成・活用
5 遺伝学的検査に向けたSDMを考える
6 病院組織マネジメントの視点から(多職種連携を含む)
7 医療政策の視点から(保険適用含む)
2章 各論
1 未破裂脳動脈瘤
2 乳がん
3 乳がん(乳房再建)
4 炎症性腸疾患
5 関節リウマチ
6 統合失調症
7 うつ病
8 乾癬
9 慢性腎臓病(慢性腎不全)
10 多発性?胞腎
11 HTLV-1関連脊髄症(HAM)
12 リハビリテーション
13 アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)
14 HPVワクチン
15 がん遺伝子パネル検査における遺伝カウンセリング
16 遺伝学的検査(遺伝性乳がん・卵巣がん症候群に対するBRCA検査実施におけるSDM)
17 遺伝学的検査(NIPT新型出生前診断)
18 希少疾患の患者と主治医のSDM
column(1) 医師に求められる基本的な資質・能力─改訂版「医学教育モデル・コア・カリキュラム」から
column(2) 「決めた」のは誰か?
column(3) 意思決定に影響を与えるナッジを知る
column(4) ヘルスリテラシー・コミュニケーションとSDM─患者のヘルスリテラシーとの関連
column(5) 患者の語り〈ナラティブ〉のデータベース:ディペックス・ジャパンの取り組み
column(6) 賢い患者になるために:COMLの活動─患者が自己決定するために不可欠なサポート
column(7) ソムリエ方式でSDMを実現したインフォームドコンセントをもらおう
column(8) 重症心疾患の患者・家族とSDM
column(9) 理学療法・作業療法領域のリハビリテーションにおけるSDM
column(10) 臨床におけるSDM:地域ケアとリハビリテーション
column(11) 生成AIと考えるSDM
column(12) 新薬開発とSDM
【著者略歴】京都大学大学院医学研究科