商品説明
日本エッセイ・随筆
どれだけ看板を出しても、金を稼いでも、成功などなかった。人生は、どこまで行っても蜃気楼--インターネット広告全盛時代、執拗なまでに看板広告にこだわり続けるブランディングは、まさに「異端」で、「逆張り戦略」といっていい。日本全国に掲げられた「きぬた歯科」の看板は、約250個を数える。そうして、きぬた歯科院長・きぬた泰和氏は、「伝説の看板王」となり、インプラント治療のパイオニアとなった。著者のきぬた氏は語る。「人目を気にせず、まわりの空気を読まず、自分と向き合って生きてきた。だからこそ、必死になって働き続けた。働くことがわたしの人生だったからだ。そんな生き方を【異端】と定義づけたが、言い換えるとそれは、人生をまっとうするということである。わたしはいまも、人生をまっとうするために働き生きている。それがわたしなりの、自分で自分を応援する生き方だ」「個の時代」といわれる現代社会において、人々の考え方や価値観は変容し続けていくだろう。そんななか、きぬた氏は自分自身をとことん応援し、まだ見ぬ桃源郷を追い求め続けていく。もがきながらもタフに前進する、きぬた流・生涯をまっとうする哲学。<目次>はじめに 「わたし」は何者か?序章 「個」として生きよ第1章 所詮、他人は他人第2章 やられたら、やり返す第3章 稼ぎたければ「顔」を出せ第4章 悶々としながら、進む第5章 人生はどこまで行っても蜃気楼おわりに 人生をまっとうせよ