単行本(実用) 日本エッセイ・随筆 共感と距離感の練習

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管理番号: BO4424592
発売日: 2024/05/27
メーカー: 柏書房

商品説明

日本エッセイ・随筆
【内容紹介】
「わかるかも」が口癖のあなたへ。
【内容】
初めて物語の中に私に似た人を見つけた日のこと、東京とソウルで参加したプライドパレードのこと、日本の同性婚訴訟やパートナーシップ制度のこと、同じ時代を生きている/生きていたクィアのこと--
誰かの痛みや怒りや悲しみが、まるで自分のことのように思えることがある。
乳化した水と油のように混ざり合ってしまう。
だけどあなたはあなたでしかなく、私は私でしかない。
他者同士である私たちが、重なったりずれたりしながらともにあるための、「共感」と「距離感」。
その可能性と難しさについて。
「わかる」なんて簡単に言えない、「わからない」とも言いたくない。
ゲイとして、シスジェンダーの男性として、著者が日常の中で直面したエピソードを描きます。
“共感も距離感もうまく使いこなせない。
だからこそこだわってしまうのだろう。
なんとか組み合わせて、練習しながら上手になっていきたい。
混ざり合った世界と分離した世界を同時に生きるように。
言葉にならないものと言葉を重ねて一つにするように。

「はじめに」より
自分と他者、規範と逸脱、個人的なことと社会的なこと……様々なものごとのあわいにとどまり、揺れながら考えるエッセイ集。
【目次】
はじめに--わからないけどわかるよ
重なりと異なり
別の複数の色
善意
「男性的」
空気と柔軟体操
水の中
アップスパイラル
シーンが救う
もっと大きな傘を
ありあまるほどの
ここにいない誰か
無関心について
安全なファンタジー
未来がない気分
男性への愛(切り裂いて)
プレイリスト
いつかどこかで
あるいは
おわりに--無防備になる
【著者略歴】
1992年、富山県出身、東京都在住のライター・編集者。
著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)。
本書がはじめてのエッセイ集となる。