商品説明
絵画
【内容紹介】
「ちいさなことばが降りつもり、心がぽかぽかするでしょう」
わたしたちの毎日は、お天気みたいなものかもしれないと、矢部太郎さんの漫画を読んでいると、そんな気持ちになります。
お天気は、こちらの思いどおりになんてならないし、晴れには晴れの、雨には雨のよさがあって、どちらだけがいいということもありません。
人はひとりで生まれ、偶然だれかと出会ったり、出会わなかったりします。
そして、心を通わせたり、すれ違ったりすることがあるように、人と人のあいだの空模様は日々変化しています。
そんなめまぐるしいお天気に振りまわされ、ちょっとひと休みしたいとき、矢部太郎さんの世界にひたってみてください。
日々の中にある、しあわせな気持ちになることばを感じて、じんわりと心の日光浴をしてみませんか?
本書は、PLAY! MUSEUM(東京・立川)で開催の「ふたり 矢部太郎展」(2024年4月24日-7月7日)の公式図録です。
矢部太郎さんの漫画作品の場面集を、お天気になぞらえて紹介します。
漫画「昼寝姫」、『大家さんと僕』のアクリル画は、本書のための描き下ろし。
さらには矢部太郎さんへのインタビューとQ&A集も収録しています。
【著者略歴】
1977年東京都東村山市生まれ。
芸人・漫画家。
吉本興業所属。
1997年に「カラテカ」を結成。
お笑い芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍している。
はじめて描いた漫画作品『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、シリーズ累計では120万部を突破。
その他の著作に、絵本作家である父との幼少期の思い出を綴る『ぼくのお父さん』、人気者になりたい動物たちの楽屋での姿を描いた『楽屋のトナくん』、認知症患者とその家族の日常を描いた『マンガ ぼけ日和』がある。
2021年から手塚治虫文化賞の社外選考委員を務める。