商品説明
児童書
【内容紹介】
校内での写生大会。
渡辺さくらは揺れいていた。
晴れて放課後カイケツ団のメンバーとなったが、活動すればするほど、自らの疫病神体質が招いたトラブルのせいで、仲間たちが犠牲になるからだ。
さくらの恐れたとおり、校庭へ行けば下級生たちがカラスのフンに襲われ、学校庭園へ行けば上級生たちがケンカをしていた。
ところが、安土真はそのケンカの原因を見事に究明。
さくらのおかげで依頼が増えたと大喜びだ。
それでも自分が放課後カイケツ団のメンバーでもいいのか自信を持てないさくらに、今度はなんと、盗みと放火の疑いがかけられてしまう。
真は、さくらの無実を証明できるのか!?
いるだけでトラブルを招き、まわりを不幸にしていく少女・渡辺さくら、野生的な戦闘能力の最強ボディーガード・熊本歌樹、正確無比なニュースを収集提供する情報屋・伏見久美穂、相手を茶化し、冷やかし、ばかにしながら真犯人をあぶり出す敏腕探偵・安土真。
強烈な4つの個性が頭角を現し、放課後カイケツ団の結束が強まっていく---
【目次】
第一章 すべてが「えっ!」となる/第二章 謎解きはお弁当のときで/第三章 火刑校庭
【著者略歴】
1982年神奈川県生まれ。
日本児童文学者協会会員。
『へなちょこ探偵24じ』(童心社)で第33回うつのみやこども賞を受賞。
おもな児童文学作品に『子ども食堂かみふうせん』(国土社)など。
2018年には『屍実盛』で第15回ミステリーズ!新人賞を受賞し、羽生飛鳥名義でミステリー作家としても活躍。
羽生飛鳥名義の著作に『蝶として死す』『揺籃の都』(東京創元社)、『「吾妻鏡」にみる ここがヘンだよ!鎌倉武士』(PHP研究所)がある。