単行本(実用) 音楽 オペラの時代 / 荒木善太

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管理番号: BO4403681
発売日: 2024/03/08
メーカー: 水声社

商品説明

音楽
【内容紹介】
近代の首都パリとオペラ
人々がオペラに熱狂した近代のパリを舞台に、オペラと文学の相互作用が奏でる豊穣なポリフォニーの世界とは?
音楽史と文学史を越境する、多様なアプローチによる7つの鮮烈なオペラ論。
【目次】
まえがき
澤田肇
バルザックの『十三人組物語』と『娼婦の栄光と悲惨』
オペラにおける借用から翻案まで
稲田隆之
グランド・オペラとヴァーグナー
定型としてのグランド・オペラとマイヤベーアからの影響関係をめぐって
和田惠里
オペラ<<ユダヤの女>>の成立
台本作家ウジェーヌ・スクリーブをめぐって
福田美雪
第二帝政期のパリ社交界とオッフェンバックのオペレッタ
「時代」を笑う、「いま」を笑う
荒木善太
化粧部屋をめぐる「もう一つの」顛末
ラヴェル<<スペインの時>>とセノグラフィー
安川智子
ポール・デュカス<<アリアーヌと青ひげ>>の神話論理的解釈
ヴァーグナーとレヴィ?ストロースの間で
林信蔵
音楽の方へ
エミール・ゾラと永井荷風におけるオペラの美学と象徴の哲学
参考文献
人名索引
音楽作品名索引
「あとがき」にかえて--「時代遅れ」でつねに新しいオペラについて語ること 和田惠里
【著者略歴】
青山学院大学教授(フランス文学)。主な論文に、「アティスの眠り--オペラと「夢」について」(『仏語仏文学研究』第49号、2016年)、「音楽と文学の狭間で--グレトリとオペラ?コミック」(『文化表象のグローカル研究』、2016年)などがある。