商品説明
社会
【内容紹介】
本書のキーワードは「ざっくり、シンプルに」です。
25年間のコンサルティング経験から僕が感じているのは、会計に苦手意識を持っている人が想像以上に多いこと。そして、多くの人が会計に求めているのは、「正確さ」よりも「シンプルさ」であるということです。
そして、皆さんが知りたいのは、細かい数字のことよりも、会社のお金の流れがどうなっているのか、という全体像であることもわかりました。
そこで、今回の本には、2つの特色を盛り込みました。
1つは、大学3年生の娘の協力を得て、対話形式の本づくりに挑戦したこと。もう1つは、僕のオリジナルツールである「お金のブロックパズル」を使って、会計のいろいろな課題を読み解くことです。
娘は将来、カフェでの起業を夢見ています。ただし、理屈や数字は苦手。そこで、会社の数字を教えるのが得意な僕が、会計の基本的なことから一つひとつかみ砕いて伝えるよう、心がけました。
その際に使ったのが「お金のブロックパズル」という図解ツールです。これは、日ごろ僕がコンサルの現場で活用しているパズルのこと。数字の羅列にしか見えない決算書が、2つのシンプルな正方形に、早変わり。
数字が読めない人でも、会社のお金の流れがざっくり、シンプルに読み解けるようになります。
お金の流れのどこに問題があるのかを見つけ出し、解決策を考えるためにブロックパズルは活用できます。たとえば、一見無理に思える「給料(人件費)を増やしながら利益も増やす」ことも可能になります。
ブロックパズルを使いこなせるようになれば、日常の面倒な数字の問題が、シンプルに解決できるようになります。
お金のブロックパズルは決して難しい会計ツールではありません。
実際に、女子高生向けにブロックパズルを使ってお金の授業を行ったところ好評を博し、人気テレビ番組『カンブリア宮殿』で取り上げられたことがありました。その授業から生まれた本は、10万部を超えるベストセラーになっています。
本書が、会計に対するイメージがガラッと変わる1冊になりますように!
(「はじめに」をもとに構成)
【目次】
はじめに
本書の登場人物
序章
会計をシンプルに理解するために「5分だけ」経営を学ぶ
第1章
会社の数字は「2つのパズル」でシンプルに読み解ける
第2章
会計がシンプルに身につくブロックパズルのつくり方と使い方
第3章
起業の準備や業績アップにもブロックパズルが効く
第4章
ブロックパズルを使って部門別に利益を積み上げる
第5章
値上げを実現するにもブロックパズルは使える
第6章
取引先選びや就活にもブロックパズルは応用できる
おわりに
【著者略歴】
1972年生まれ。ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。(株)ワニマネジメントコンサルティング代表取締役。1999年1月に27歳でコンサルティング会社を起業。顧問契約が通常1年未満で終わると言われるなか、平均10年以上、なかには25年以上の長期契約を実現してきた、独立系コンサルタントのロールモデル的存在。
「難しいことを、わかりやすく楽しく」解説する能力を買われ、2008年に品川女子学院(高校)にて「ビジネスと人生で使えるお金の授業」を実施。オリジナルツールである「お金のブロックパズル」を使った解説が人気を呼び、テレビ番組『カンブリア宮殿』でも紹介された。その授業から生まれた著書『世界一受けたいお金の授業』(三笠書房)は累計10万部を超えるベストセラーになっている。
2015年には、一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会を設立し、代表理事に就任。全国にいる800人超のキャッシュフローコーチ??とともに、「お金のブロックパズル」を活用しながら、経営者のビジョンとお金を両立させるサポートに尽力している。