商品説明
エッセイ・随筆
【内容紹介】
十人による句の解釈から、芭蕉の実像に迫る。
芭蕉の句を読み解くことで見えてくる 生きることの大切さ、いかに生きるか。
「荒波や 佐渡に横たふ 天の河」
この作品の中に登場している松尾芭蕉のあの名句も、十人の人が、それぞれ勝手に、全く違った受け止め方をしてしまっています。十七文字のあの名句は、結果として、十七文字の刺客に変貌しています。
【目次】
第一話 高みを目指した芭蕉 大学生 麻衣の話
第二話 天邪鬼だった芭蕉 大学生 千夏の話
第三話 凄腕の興行師だった芭蕉 大生 優花の話
第四話 芭蕉は戦場カメラマンだった！ 国語教師 詩織の話
第五話 芭蕉だってツライのよ、許されない愛は 国語教師 七海の話
第六話 隠密芭蕉の逃げ口上 ダイバー 翔太の話
第七話 人魚の悲恋 宿のおかみさんの話
第八話 ボーっと生きていたっていいじゃないか 女子一人旅 美咲の話
第九話 悪夢は枯野を駆けめぐる オンラインによるコジロウの話
第十話 名句に隠されていた金 オンラインによるムサシの話
【著者略歴】
1948年、福岡県田川郡にて出生
鳥取大学農学部卒業
主に造園関係・林業関係・園芸関係の仕事に従事しつつ今日に至る。有資格は樹木医、一級造園技能士、一級造園施工管理技士。趣味は低山登山、樹木や山野草の観察。