単行本(実用) 経済 BXストラテジー 実践行動経済学2.0 / 國分俊史 / 伊原克将

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管理番号: BO4007355
発売日: 2023/10/20
著: 伊藤言

商品説明

経済
BXとは、行動科学トランスフォーメーション(Behavioral Insight Transformation)の略称で、「行動経済学・心理学を起点として、人の心に寄り添った形に企業のコミュニケーションのあり方を変革(トランスフォーム)すること」を指します。本書は、これまでの行動経済学の書籍とは、2つの点で大きく違います。
第1に、地球環境問題など従来のマーケティング手法では人が動かない問題に対して、「本能」はもちろんのこと、その他にも、人が持つ心の性質に関する科学的な知見全体を起点として解決策を探るアプローチで、この問いに一定の答えを出すことを試みるとともに、現実的な落としどころを探っています。
第2に、「〇〇バイアス」「〇〇理論」のような、単なる理論・法則や事例の寄せ集めではなく、企業経営の現場で活用可能な行動経済学の知見を体系化したうえで、現場で活用しやすいツール(フレームワーク)として集録している点が挙げられます。単なるアカデミックな知識の羅列ではなく、「経営課題を解くために行動経済学から、いかに筋の良い洞察を引き出すか」という、問題解決を支援するコンサルタントの視点で書かれています。本書は、信頼できるアカデミックな専門的知見を出発点としたうえで、あくまで企業の経営課題を実践的に解決することを目指している。そして、読者が自分自身でBXを実践できるよう、行動経済学を現場で活用しやすい企業経営に使えるツール(行動経済学2.0)としてまとめています。
本書では、まず第1章で「なぜ人が動かないか」を、本能のメカニズムの観点から分析します。そのうえで、第2章では、社会課題が生じるメカニズムと、BXの市場規模や世界的なトレンドを説明します。第3章では、人を動かす心のツボ(行動変容のボトルネック)の見極め方を扱い、第4章ではそれらの心のツボをいかに押すか(人をどう動かすか)を解説します。
第5章以降では、筆者らが実際に携わったプロジェクトを中心に、BXアプローチによって実際の経営課題を解決する筋道と事例を示します。具体的には、「消費者のSDGs行動を促す」(第5章)、「従業員のウェルビーイングを促す」(第6章)、「投資家のESG投資を促す」(第7章)、そして「不健康行動を抑制する」「企業の再エネ利用を促す」ために「ルール形成によって社会を変える」(第8章)事例を紹介します。