単行本(実用) スポーツ・体育 昭和の鬼才 羽賀準一の剣道 / 卯木照邦 剣道

1,760JPY
650JPY
0JPY
数量:
+
管理番号: BO3999181
発売日: 2023/09/05

商品説明

スポーツ・体育
【内容紹介】羽賀先生は気攻め、気位を大事にし 面打ち体当たりで剣道の土台を作った。
【目次】
序文に変えて
羽賀先生は気攻め、気位を大事にし、面打ち体当たりで剣道の土台をつくった
第一部 羽賀凖一の剣道秘訣
構えと竹刀の活用
竹刀の握り方 重いものを前後左右に自在に振る/竹刀の振り方 振りかぶりも水平、打突も水平、手元を落とす/構えのとらえ方 必然の変化をつくるのが構えである
歩み足と開き足
歩み足 円滑な足の運用で驚懼疑惑を誘う/開き足いつでも崩れない体勢で技を出す/対人動作 剣道は相手の心と技を自分の心と技で攻めよ
突き心からはじまる攻めの要諦
突き攻めで崩す 中心を常にけん制し、相手を制圧する/斬る竹刀操作 剣道は斬り合いから生まれた/一本になるまで打つ 激しく短い稽古をくり返す
稽 古
切り返し 正面打ちに千本の価値がある/体当たり 打ち込み体当たりの連続で水平移動を覚える/かかり稽古 短時間で目いっぱい自分の技を出し切る/足払い 体の崩れを気づかせる矯正法/組打ち すばやく相手の上に乗り、息を上げる/短く激しく 一回の稽古ですべてを出し切れ
刀 法
真剣 真剣を手にすることで稽古に真剣味が生まれる/剣道は表芸、居合は裏芸、両道は表裏一体/試し斬り 斬る体験で剣道の技術を確認する
鍔ぜり合い
鍔ぜり合い 瞬時に崩して打った技に妙味がある/右に崩す 相手の左胸を右肩で崩す/左に崩す 左半身で相手の右斜め下を崩す
面からの複合技
横面から小手 上半身に意識がいった隙に小手を打つ/面体当たり胴 鍔ぜり合いから面を誘い胴に打つ/面から組打ち 相手の気のゆるみにつけ入り倒す
小手からの複合技
小手から横面 手元を意識させ、横面を打つ/小手から突き 相手の居つきに腰で突く/小手から逆胴 横面をかわして逆胴を打つ
突きからの複合技
突きから小手 突きを防いだ浮いた手元に小手を打つ/突きから面 後退してさばいた隙に面を打ち込む/突きから面・胴 面を意識し、上がった手元を胴に変化する
胴からの複合技
胴から逆胴 手の内をきかせてすばやく胴を切り返す/胴から右横面 居つきを察知、開き足で横に変化する/胴から小手 間合が詰まったところを小さく鋭く打つ
残したことば
打てる相手は打たない。攻めて呼吸を上げること/反省は上達の母。五分でよいから稽古をふりかえれ/心の問題が要/社会で通用する人間になれ
第二部 羽賀凖一と居合
居合概論
真剣の素振りで基本動作を習得
居合の原点となる初発刀
教養を高め克己の心を養う
大森流(概論)
長谷川英信流(概論
長谷川英信流早抜(概論)
長谷川英信流奥居合(概論)
神道無念流五加五行の形(概論)
第三部 わたしと羽賀凖一先生
対談小林英雄範士 生誕百年 師匠の教えを守り伝えていくこと
剣士たちの戦後 昭和の剣豪羽賀凖一
羽賀凖一が追求した気の剣道
剣道自分史 羽賀凖一の教えをつなぎ六十年
第四部 羽賀凖一語録
技は春先、冬は気の稽古を求めよ
左右の横面打ちは剣道の幅をもたせる
試合がこう着してきたら大技を遣え
朝は英気、昼は惰気、夜は鬼気
心で応じて打たせて褒めよ
真剣への接し方が竹刀の手入れにも反映する
正しい姿勢、正しい呼吸
面は技の根幹である
脳髄、内臓を圧迫するのが気当たりである。
地から響くような声が気合である
スピードには限界がある
一年三六五日、これが大事
あとがき
【著者略歴】
昭和18年、群馬県高崎市生まれ。群馬県高崎商業から法政大に進み、剣道部に所属するとともに神田一橋の国民体育館(現共立講堂)にて羽賀準一の指導を受ける。以来、羽賀が没するまで師事、没後も羽賀道場で稽古を続け、初代会長園田直氏、前会長の張東緑氏に続き、現在三代会長をつとめる。平成28年藍綬褒章受章