商品説明
児童書
【内容紹介】
地図にはのっていない東北地方のどこかにある「みちのく山」。その頂に住む山神さまの娘ゆななは、好奇心が強くて負けず嫌い。山の動物たちと楽しく遊びながら、山神さまとなるべく修行を積んでいました。ところが、新年のあいさつのため、みちのくの山々をめぐっているうちに、かつて東の海でおこった悲しいできごとを知り、飛べなくなってしまうのです…。東北各地の民話にヒントをえながら、天真爛漫で無邪気なゆななが、いちばん大切なことに気づいていくまでを描いたお話です。
【目次】
プロローグ/しりとりで秋に/じじばば岩/ヤマナシをめぐる鬼の話/はじめてのお祭り/たいへんなおるす番/新しい年/白鳥のベスト/遊ぼうのあいず/エピローグ キツネの夫婦は、てんてこまい ゆななが、赤ちゃんだったときの話
【著者略歴】
秋田県生まれ。児童文学作家。俳人。日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会会員。「季節風」同人。おもな作品に第45 回児童文芸新人賞『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)、第42 回児童文芸家協会賞『オオカミのお札』シリーズ(くもん出版)、『わくわく子ども俳句スクール』シリーズ、『友だちの木』(以上、国土社)、『家守神』シリーズ(フレーベル館)、『ヘビくんブランコくん』(アリス館)、『おはようの声』(新日本出版社)、『ファミリーマップ』(文研出版)ほか多数。