商品説明
日本史
【内容紹介】
時代の変わり目に棹さした武将の葛藤!
新田義貞は後醍醐天皇の幕府追討の令旨により挙兵、分倍河原・関戸合戦を経て、鎌倉攻めへ。自然の要害に よって守られる鎌倉攻略に手こずるが、稲村ヶ崎の干潮を利して鎌倉に 突入、幕府を崩壊に追い込む。そして建武の新政権下における京都での様々な政治的駆け引きのなかで足利尊氏との確執が深まる。やがて尊氏追討の総大将 として出撃、鎌倉に向かう いくつかの合戦には勝利するも箱根・竹下の合戦で敗北し、京都に戻るが尊氏勢の追撃によって一時都を追われる。しかし奥州の北畠顕家勢の加勢によって奪還、逆に尊氏は九州まで敗走する。だが、態勢を立て直した尊氏勢は再び京を目指して進軍。政治の思惑が渦巻く都にあって迎え撃っべく義貞と楠木正成は出撃するが、湊川の合戦で正成は戦死、貞義は敗れて近江東坂本に撤退する。京に入った尊氏は後醍醐天皇と和睦。義貞は恒良親王、尊良親王を戴いて北陸・金ケ崎城に入るも孤立無援のなかで憤死していくのであった!
尊氏・正成の狭間で戦いぬいた悲運の生涯と心奥を描く太平記ロマン!
【目次】
目次
決起の章 京都大番役 挙兵 鎌倉攻め
治乱の章 護良親王騒動のこと 都に?が 洛中合戦図 正茂の企み
落日の章 白鹿元年 北国の日々 嗚呼燈明寺畷
あとがき
【著者略歴】
ナガミネ キヨナリ 名古屋市在住。歴史作家。
著書に、『カルメン紀行 スペインの幻想とロマン』(彩流社、1996年)、『上杉謙信 至誠を貫いた希代の勇将 PHP文庫』(PHP研究所、1998年)、『ハポンさんになった侍』(栄光出版社、2000年)、『スペイン ホセ・マリア伝説 アンダルシアの山賊を追って』(彩流社、2001年)、『ヒットラー我が生涯 戦争と芸術と』(新人物往来社、2007年)、『ヒットラーの通った道』(新人物往来社、2010年)、『スペイン奥の細道紀行 バスク・アンダルシア…』(彩流社、2012年)、『「講談社の絵本」の時代 昭和残照記』(彩流社、2014年)、『信長は西へ行く』(アルファベータブックス、2017年)、『これからの日本 活力ある新体制で』(彩流社、2019年)ほか。