商品説明
児童書
難民少年が見つけた幸せとは? もうだめだ。刻一刻とボートは海に沈んでいく。ひとり、またひとりと、ボートから海に投げ出されて、まもなく自分の番が来る。---海に投げ出された難民少年オマールが、目をさましてみるとそこは、ガリバーが流れついた小人の国リリパット国でした。リリパット国の住人は、少年をガリバーの息子と思い歓待します。時間が経つにつれ、少年オマールはリリパット国で、友情をはぐくみます。一方で、オマールは、離ればなれになってしまった家族が恋しく、毎晩、夜空に浮かぶ星を見ながら、お母さんに話しかけていました。少年オマールは、このままリリパット国で、平和に暮らすことができるのでしょうか?お母さんとは再会できるのでしょうか・・・。 【編集担当からのおすすめ情報】 戦争を描いてきたモーパーゴの新作。今回も、難民問題や、平和についてが、物語の根底にテーマとして流れています。しかし、「少年が流れ付いた島は小人の国リリパットだった」という設定で、ユーモラスかつユニークに描かれた冒険物語です。