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社会
親子の縁、切ってもいいですか? 関係がわるい母と娘が最後に向き合う機会である「介護」。重すぎる母の介護を、どのようにのりきればよいのだろう。母親の過干渉、身体的・精神的な虐待、養育放棄や親の依存症など、親から広い意味での虐待を受けて育った人、とりわけ、現在の自分の生きづらさが親との関係によるものだと認めたAC(アダルト・チルドレン)は、母の介護という現実をどう受け止め、どんな選択をしているのか。著者本人の経験をふくむ7人のリアルストーリー。「謝罪は求めない。だけど赦さない」「母亡きあとの手続きはすべて弁護士に任せます」「母と娘として向き合うことはもうない」という娘の言葉。家族問題を専門とするカウンセラーの信田さよ子氏に、その問題の本質を聞き、弁護士には、「法的に親子の縁を切ることができるのか」を聞いた。母親との葛藤をかかえる人たちに、「あなたはどうしますか」の問いを投げかける。