商品説明
歴史・地理
徳川の政治と思うから間違っておる。天下の政治でござる。 つねに時代の大局を見すえた辣腕の交渉人・勝海舟の軌跡を描く! 欧米諸国が虎視眈々と狙う幕末日本。幕府内の優柔不断な旧勢力と交渉し、北上する王政復古のクーデター軍と向き合い、江戸無血開城で時代の歯車を動かす。時代の行く先を見据え、徳川の「私」ではなく日本という「公」のために、あらゆる敵対勢力と交渉し、交渉の結果を「始末」する。混迷の時代にこそ求められる勝海舟の底力に学びとる一冊。 <本書内容より> 長崎伝習所/咸臨丸渡航・アメリカの衝撃/国家統一への人脈づくり/横井小楠、松平春嶽、大久保一翁、桂小五郎、松平容保/アジア諸国連合の夢/飛び道具・坂本龍馬/明治元年・薩長対幕府/西郷隆盛への威嚇/使者山岡鉄舟/江戸焦土作戦/薩摩藩邸での交渉/英公使パークスの圧力/江戸無血開城/新政府の出仕要請を固辞/福沢諭吉との論争/日清戦争反対・非戦の魂・・・ほか。