商品説明
日本文学
【内容紹介】
21世紀、世界は人工知能とデータイズムによってめまぐるしく更新され続け、地球は全く別の星となった。
そんな世界の中で、私たち人間の身体が激しく軋みながら揺動するとき、言葉は何を訴えることができるのか。
堀隆博の歌は、大きな問いを発し続けている。
(坂井修一)
【目次】
水星 陽が近すぎる 熱い
金星 孤高かもしれぬ あの明るさは
月 残骸を置いたままだ
火星 海を探そう
木星 オレンジ色の雲の重さに
土星 星屑が円環となる冷たき地平
天王星 遠く小さな記憶
海王星 深く深く水圧に耐え
冥王星 永遠に
【著者略歴】
1960年 誕生
1984年 未来短歌会入会
2008年 未来年間賞受賞