商品説明
日本文学
「--推理の風が吹いたぁっ!」東京の下町で、鳴宮夕暮が年下の夫とともに営む「純喫茶おいでぃぷす」に突然現われた奇矯な客は、三十年近く前、平成の一時代を沸かせた名探偵ブームの申し子の一人・五狐焚風だった。そして夕暮は、かつて彼の助手を務めていた。二人は再会した翌日、何者かによってアップされた、”名探偵の有害性?を告発すると称する動画によって炎上騒ぎに巻き込まれてしまう。風と夕暮、かつての名探偵と助手のコンビは、平成における名探偵の存在意義を証明するべく、過去に解決したそれぞれの事件を振り返るため旅に出る。名探偵への愛に満ちたミステリ・エンタテインメント!