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日本文学天が村の傍らに与えた恵みとなるはずの筑後川。だがその水は、一滴も村に流れてはこなかった-黙して泣き続けるよりも、身命を賭し、戦って散った方が、いい。川面に響いた五庄屋の悲痛な叫びが、一人の老武士の心を動かした。江戸時代の九州、民の夢をのせた工事実現まで、あとわずか。しかし-絶望に抗う人間たちの猛く尊き姿を見よ。*一般書