商品説明
日本文学
【内容紹介】
現代短歌新人賞を受賞した歌集『世界はこの体一つ分』から6年ぶりの第二歌集。
ピアニストとしての日常のほか、家族が多く歌われている。
短歌へ導いてくれた両親との別れを通して自身を見つめ直し、「これから」にも向き合うこととなったかけがえのない時間である。
【目次】
I
ローストチキン
サモトラケのニケ
街灯
神様
若葉
ミニカー
プール
紙コップ
小鳥を放つ
ピンヒール
クレッシェンド
麦わら帽子
管弦楽
サボテン
ブレーカー
ホホバオイル
スフォルツァンド
半音階
白詰草
解答用紙
取り壊しアパート
長靴
ギャンブル
II
ノクターン
羅針盤
ドアスコープ
烏龍茶
黒リップ
H e e l
ツーショット
赫灼とせり
青葉闇
イースタン・プロミス
?時雨
粉雪
バリア
ホスピス
神経衰弱
剃刀
フルーツサンド
燕の親子
桜羊羹
指名手配
アイロン
表面張力
帰る場所
あとがき
【著者略歴】
1984年 茨城県高萩市生まれ
2003年 かりんの会入会
2008年 第51回短歌研究新人賞次席
2010年 第30回かりん賞受賞
2015年 武蔵野音楽大学大学院音楽研究科博士後期課程ピアノ専攻単位取得
2017年 第一歌集『世界はこの体一つ分』刊行
2018年 第18回現代短歌新人賞受賞