商品説明
商品解説■──パッカード シリーズ6 トンプソン・スペシャル(アメリカ 1929)〜中尉の葉巻〜
当時の報道で、「…センセーショナルなカスタムスピードスター…」と表現されたのは、1929年に一台限り製造されたスポーティで痛快な車に対する描写であり、公道を速く走るというただ一つの目的のために作られた。
その夢を実現させたのが、ジョン・ラグラン・グラスコックという人物だった。
このレーシングカーを購入した当時、彼は44歳で、非常に裕福な家庭の出身だった。
彼はパッカード 626をベースにしたスポーツカーで夢を実現した。
だが兵士でもある彼にとって、626の購入が夢のゴールではなく、独自の車体を持ちたいという更なる夢があった。
ロサンゼルスのトンプソン・オート・ボディ・カンパニーが中尉の希望するボディを描き、モデリングし、さらにパッカードのシャシーに取り付けたと考えられている。
外観上、そのボディはとにかくシンプルな見た目が印象的で、シートメタルの葉巻型の外装が取り付けられた二本の細長いフレーム支柱が特に目を引く。
タイヤに沿って合わせられたフェンダーと、型破りなデザインのヘッドライトは、彼が細部にまでこだわった証拠である。
この唯一無二のスピードスターは現在も残っており、カリフォルニア州エルセグンドの「ドライビング博物館」で展示されている。
【商品詳細】
スケール:1/43
素材:レジン