詳細:
商品説明
海外文学新潮文庫/人生って、目を見開いてさえいれば、心躍る楽しいことに出会えるんだね--。「バナナフィッシュにうってつけの日」で自殺したグラース家の長兄シーモアが、七歳のときに家族に宛てて書いていた手紙「ハプワース」。『ライ麦畑でつかまえて』以前にホールデンを描いていた稀少な短編。その死まで続いた長い沈黙の前に、サリンジャーが生への切実な祈りをこめて発表した充実の中短編9編を収録。