詳細:
商品説明
海外文学創元推理文庫/殺された聖歌隊指揮者の生活は秘密に満ちていた。彼は市内あちこちの教会での職歴があり、ピアノの個人教授もしていた。捜査権のない二人が捜査を続けるうちに、パリ市内の何人かの聖歌隊少年の失踪が明らかになる。ペドフィルがらみの事件か? 実は指揮者は、ピノチェト圧政下の南米チリからの亡命者でドイツ系移民だった。元ナチの謎の兵器研究、カルト教団のコロニー……。息を呑む展開はジャン=クリストフ・グランジェの真骨頂。