商品説明
日本文学
【内容紹介】
高2の街端路人は文芸部の合宿で山荘に来ていたが、そこは窓に鉄格子がはまり、正面玄関からも脱出不可能という異様な施設だった。そのうえ他の部員達は似ても似つかない中年男を顧問の教師だと思いこんでいる。状況の異常さに気づいた街端と4人の部員達は職員に気づかれないように施設内を調べはじめる--。第4回草思社・文芸社W出版賞金賞受賞作『壮途の青年と翼賛の少女』を改題。
【著者略歴】
1997年、東京都生まれ。東京農工大学大学院農学府修士課程修了。2019年、『壮途の青年と翼賛の少女』で第4回草思社・文芸社W出版賞文芸社金賞を受賞。