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日本文学双葉文庫/勘定奉行の遠山景晋が敵対勢力の刺客に襲われ、その場にいた勇実が庇って負傷する。床に臥せる勇実の看病を住み込みですると、関係がこじれたままの菊香が申し出る。遠山は回復した勇実に湯島学問所の教授就任を打診する。将太が教える時も増え、手習所もひと区切りだ。いつまでもこのままでいたいが、そういかないこともわかっている。勇実も龍治も、己の気持ちを固め、菊香や千紘の前で表明する。若いけれども、若くない。道を選ぶ時が来た! 清々しい感動が待ち受ける、シリーズ最終巻!