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地理・地誌・紀行
【内容紹介】
日本と並ぶ温泉大国・台湾。
九州より少し小さい国土の中に100湯以上の温泉がひしめき、温泉のタイプも実に豊富。
「アクセスの方法は?」
「予算はどれくらいかかる?」
「温泉に来てる人たちはどんな感じ?」
……台湾の地方部までよく知る著者が、道中の失敗談、温泉地での台湾人とのふれあいをリアルに織り交ぜてレポート。
台湾全土の温泉&冷泉、30湯以上を巡る旅。
【目次】
この本で紹介する温泉または冷泉
かけ湯(はじめに)
台湾の温泉施設の種類
第1章・台湾北部のゆるぽか温泉旅
地元のオジサンたちと『舟唄』をハモり浸かった濃厚硫黄泉【台北・紗帽谷温泉】
公共浴場の「あれダメこれダメ」を受けても浸かりたい天然ラジウム泉【台北・北投温泉】
険しい表情でデトックス。
台湾北部屈指の火山帯由来の名泉【台北・陽明山温泉】
台湾史を物語る温泉施設から憩いの公共浴場まで。
海底から湧出した名泉【新北・金山温泉】
入浴前に大音量のホイットニー・ヒューストンを一聴。
弱アルカリ性の炭酸泉【新北・烏来温泉】
注目を浴びる桃園の山岳部「小烏来」に開かれた無色透明の「美人の湯」【桃園・羅浮温泉】
酷道を走ること約2 時間で辿り着いた日本統治時代の「井上温泉」【新竹・清泉温泉】
夏場にオススメ! 台湾の冷泉4選
豊かな自然と古き良き客家文化が根付く町にある冷泉【新竹・北埔冷泉】
「台湾の冷泉」と言えばここ。
ラムネも人気の淡麗冷泉【宜蘭・蘇澳冷泉】
地元っ子御用達ののどかなローカル冷泉【宜蘭・東岳冷泉】
台湾イチアクセス難の離島・蘭嶼の海に湧く冷泉【蘭嶼・野銀冷泉】
第2章・台湾中部のゆるぽか温泉旅
2000年代以降に再注目されるようになった苗栗の隠れた名泉【苗栗・泰安温泉】
台湾マダムのアツい視線を浴びながら浸かる「台湾4大名泉」の一つ【台中・谷関温泉】
台湾人富裕層から絶大な支持を受ける「大地震が産んだ」名泉【台中・大坑温泉】
閉鎖・移転まであと数年? 台湾イチ波乱の歴史を持つ名泉【南投・盧山温泉】
キャンプ場併用の温泉エリアは盧山温泉閉鎖後、界隈きっての温泉地に?【南投・春陽温泉】
過去にあったのに閉鎖した台湾の温泉4選
「八八水害」で閉鎖後に一時復活するも再び埋没し川の中へ【高雄・多納温泉】
「八八水害」他の水害の影響で復活・閉鎖を繰り返す温泉【台東・金峰温泉】
道路封鎖で事実上の入浴が不可能となった幻の秘湯【花蓮・文山温泉】
日本統治時代の警察の保養所が現行法のゴタゴタで閉鎖に【花蓮・紅葉温泉】
第3章・台湾南部のゆるぽか温泉旅
旧日本軍の飛行隊が偶然発見した世界的にも珍しい泥温泉【台南・関子嶺温泉】
オバサンから「台湾の名所」クイズを受けて浸かった高雄を代表する名泉【高雄・宝来温泉】
過剰な”日本推し”温泉ホテルで楽しむ不老の湯【高雄・不老温泉】
日本統治時代からの貴重な施設で浸かる「台湾4大名泉」の一つ【屏東・四重渓温泉】
日本統治時代以前に開かれ、地元原住民だけに親しまれていた秘湯【屏東・旭海温泉】
台湾が「温泉天国」である理由と「絶対に入れない温泉」
離島の海に湧出する危険なほどに濃厚な硫黄泉【亀山島・ミルクの海】
第4章・台湾東部のゆるぽか温泉旅
小さな民宿のハイテンション奥さんとガッツリパンチある一湯【台東・金崙温泉】
廟でも温泉に浸かれる? 台東で最も名の知れた温泉地【台東・知本温泉】
予期せぬ地元中学校の訪問と合わせて浸かる世界的にも珍しい海底温泉【緑島・朝日温泉】
指をくわえて帰ってきた「500元紙幣のモチーフ」の村の温泉【台東・台東紅葉温泉】
日本統治時代の警察の招待所を大切に遺し続ける台湾東部の一泉【花蓮・安通温泉】
「嫌日家(?)」のオジイサンと浸かった茶色く濁った名泉【花蓮・瑞穂温泉】
湯船の底から細かくブクブク湧出する宜蘭の野渓温泉【宜蘭・梵梵温泉】
今も日本語を話す人がいる山間部の村のヌメヌメの名泉【宜蘭・鳩之沢温泉】
小川に流れていた温泉が由来のキラキラ輝く名泉【宜蘭・礁渓温泉】
台湾のレンタカー利用とタクシーチャーター(+野渓温泉に浸かるには?)
優良な参考文献・参考WEBサイト
あがり湯(おわりに)
【著者略歴】
1971年・東京生まれ。
編集者・ライター。
1992年に初めて行った台湾にドハマりし、以来30年以上台湾に通い続ける。
台湾に関する複数の著書を刊行。
主な著書に『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)などがある。