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商品説明
黒橡流家元の息子でありながら箏を捨て就職した葵竜を連れ戻しに来たのは大好きだった従叔父の太獅----皮肉にも彼こそ葵竜が家を出た「理由」だった。幼い頃は優しかった太獅がある時から冷たくなったのは、葵竜に家元の座を奪われたくないからだと気づき、逃げ出したのだ。葵竜は演奏会に出るよう命じられ、相変わらず冷ややかな太獅の監視の下で稽古を始めるが、ある夜、誰かに躯を弄られる生々しい夢を見てしまい----。