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最近不運続きで高熱を出して寝込んでいた葛城倫弥の前に突然リアムと名乗る男が現れた。端整だけど野性味ある風貌、日本人離れした体躯。すべてを包む漆黒の雰囲気が倫弥の胸を、ふとざわめかせる。『私を訪ねてくる人がいたら好きなだけ泊めてあげて』--祖母の奇妙な遺言に従いリアムと同居するが、意味深に触れてくる手にやがて倫弥は…。