単行本(実用) 社会 年報 村落社会研究60 農山村イノベーション / 日本村落研究学会 / 靍理恵子

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管理番号: BO4881347
発売日: 2024/11/27
著: ?理恵子

商品説明

社会
【内容紹介】
1980年以降のポスト農業社会において、孤立しがちな消費社会とは異なる生き方、暮らし方を求める人々が互いに結びついたり、農山村の住民と交流したりすることによって、新しい動きを生み出している。
農事組合法人、環境保全型農業、移住者受け入れ、体験農園、新規参入者の研修システムなど様々な局面での、IターンやUターンによる移住者や村落外の若者などと地元住民との相互作用に着目。
それによって、新たな仕組みや制度が生み出される過程を、全国の事例からつぶさに探る。
執筆するのは村落社会学、環境社会学、地域社会学、農業経済学を専門とする研究者および実践者。
【目次】
序章 「ポスト農業時代」の村落研究と農山村イノベーション
□ 理恵子
第一章 移住者とつくる農業法人を用いた集落発の農山村イノベーション--大分県中津市樋山路中組「農事組合法人樋桶の郷」の事例から--
牧野厚史
第二章 環境化時代の農地保全における農地の意味と村落運営--コウノトリ野生復帰事業が進展する兵庫県豊岡市の二つの村落の事例から
山室敦嗣
第三章 有機農業による新規就農者がもたらした農山村イノベーション
岐阜県白川町 ゆうきハートネットの事例から--
吉野隆子
第四章 コモンズとしての都市農業-耕す市民の広がりに焦点を当てて--
小口広太
第五章 「選択型研修システム」導入による新規参入者の増加と集落生活の再編--北海道A町を事例に--
小内純子 星野愛花里
第六章 再生にむけた若者たちのリゾーム--瀬戸内沿いの小さなまちの物語--
秋津元輝
終章 農山村イノベーション/社会的イノベーションからみた村落研究の可能性
□ 理恵子 牧野厚史
史学・経済史学の研究動向 徳山倫子
社会学・農村社会学の研究動向 横山智樹
林業および林業経済・経営の研究動向 林田朋幸
第七十一回村研大会記事 牧野 修也
【著者略歴】
□理恵子(つる・りえこ) 専修大学人間科学部教授。
甲南女子大学文学研究科博士後期課程満期退学。
博士(社会学)。
吉備国際大学准教授などを経て現職。
日本有機農業学会副会長。
著書『農家女性の社会学』(コモンズ)、『有機給食スタートブック』(共著、農文協)ほか。
主な所属学会 日本社会学会 日本村落研究学会 日本有機農業学会 日本民俗学会