単行本(実用) 仏教 四本対照法華経読誦音の手引 / 本田義純

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管理番号: BO4870649
発売日: 2024/09/20
メーカー: 国書刊行会

商品説明

仏教
【内容紹介】
現今の法華経の読誦法に、天台宗では『慈海本』、天台真盛宗では『山家本』、日蓮宗では『日相本』の倭点本が少なからぬ影響を与えていることは周知のとおりである。
さらに、これら諸本の原点、基盤となっているのが、南北朝期開版の『希杲版法華経』をルーツとする『嵯峨本』であるが、中古の法華経読誦音の解明、さらには日本漢字音史にも貴重な示唆を与える資料であるにもかかわらず、その所在や内容には不明な点が多い。
本書は、編著者が所蔵する『嵯峨本』の一系統と思われる版経の内容を紹介するほか、『法華経』の読み音について、各宗で指南書とされてきた江戸時代以前の倭点本(上述の『嵯峨本』『慈海本』『日相本』『山家本』の四本)を比較対照し、その異同を分析した労作である。
各本の解題や法華経音義に関する基礎知識も併載し、読者の便に供した。
はじめに
?第一部法華経読み音の四本対照
序品第一/方便品第二/譬喩品第三/信解品第四/薬草喩品第五/授記品第六/化城喩品第七/五百弟子受記品第八/授学無学人記品第九/法師品第十/見寶塔品第十一/提婆達多品第十二/勧持品第十三/安樂行品第十四/従地涌出品第十五/如来壽量品第十六/分別功徳品第十七/隨喜功徳品第十八/法師功徳品第十九/常不軽菩薩品第二十/如来神力品第二十一/嘱累品第二十二/薬王菩薩本事品第二十三/妙音菩薩品第二十四/観世音菩薩普門品第二十五/陀羅尼品第二十六/妙荘厳王本事品第二十七/普賢菩薩勧發品第二十八
?第二部単漢字音表
?第三部解説
一、四本解題
『嵯峨本』/『慈海本』/『日相本』/『山家本』
二、その他の資料の解説
『日相本再版本』/『倭點法華経』/『頂妙寺蔵版法華経』/『法華経隨音句』/『法華音義補闕』
三、法華経読誦のための基礎知識
イ、版経と春日本について
ロ、点について
句読点/清濁点/四声点/隠れ四声点/訓点・返り点/倭点(和点)/豎点
ハ、漢音と呉音
ニ、漢字の意味と音
ホ、入声
へ、連声
ト、新濁と訓読の関係
チ、反切
参考文献一覧
【目次】
はじめに
?第一部法華経読み音の四本対照
序品第一/方便品第二/譬喩品第三/信解品第四/薬草喩品第五/授記品第六/化城喩品第七/五百弟子受記品第八/授学無学人記品第九/法師品第十/見寶塔品第十一/提婆達多品第十二/勧持品第十三/安樂行品第十四/従地涌出品第十五/如来壽量品第十六/分別功徳品第十七/隨喜功徳品第十八/法師功徳品第十九/常不軽菩薩品第二十/如来神力品第二十一/嘱累品第二十二/薬王菩薩本事品第二十三/妙音菩薩品第二十四/観世音菩薩普門品第二十五/陀羅尼品第二十六/妙荘厳王本事品第二十七/普賢菩薩勧發品第二十八
?第二部単漢字音表
?第三部解説
一、四本解題
『嵯峨本』/『慈海本』/『日相本』/『山家本』
二、その他の資料の解説
『日相本再版本』/『倭點法華経』/『頂妙寺蔵版法華経』/『法華経隨音句』/『法華音義補闕』
三、法華経読誦のための基礎知識
イ、版経と春日本について
ロ、点について
句読点/清濁点/四声点/隠れ四声点/訓点・返り点/倭点(和点)/豎点
ハ、漢音と呉音
ニ、漢字の意味と音
ホ、入声
へ、連声
ト、新濁と訓読の関係
チ、反切
参考文献一覧
【著者略歴】
本田義純
1956年生まれ。
大阪大学文学部インド哲学科修士課程修了。
日蓮宗声明師。
京都市・日蓮宗深草山宝塔寺住職。