商品説明
経済
【内容紹介】
〇意外と知らない「物価」をわかりやすく解説!
近年、物価の上昇が続いており、話題となっています。
物価は私たちの生活に密接に関わっており、誰もが無関係ではいられないものです。
一方で、私たちは物価というテーマについてきちんと学ぶ機会はありません。
本書では「そもそも物価とは何か」「物価が変動する要因」「物価が上がると生活はどうなるのか」など、意外と知らない物価の知識について、誰でもわかりやすいようにイラスト図解を用いて解説します。
〇物価は経済の体温計と言われている
国はさまざまな経済指標をもとに経済状況を分析し、政策を立案しています。
経済指標の中でも、特に重視されているのが物価です。
国の経済が活発化しているのか停滞しつつあるのか、その状態を簡便に把握できることから、
物価は「経済の体温計」とも呼ばれており、国の政策に大きな影響を与えています。
【目次】
1章 物価とは何か
・物価とは何か ・物価は経済の体温計と言われる理由 ・物価の測り方
・物価指数の種類 ・インフレ、デフレ(デフレスパイラル)、スタグフレーションとは何か ・物価の地域格差 など
2章 物価を動かす要因
・景気(需要と供給のバランス) ・輸入物価(為替レート、原油価格、国際商品市況) ・通貨供給量(お金の量)
・賃金 ・予想物価上昇率(期待インフレ率) ・インフレの種類
・モノとサービスでは物価が上がる要因が異なる など
3章 物価が上がると生活はどうなる
・物価が上がると、お金の価値が下がる ・物価と失業率の関係(フィリップス曲線)
・消費税と物価の関係(日本と海外の違い) ・物価と金利の関係(銀行預金金利、国債金利、住宅ローン金利) など
4章 世界の物価(日本との比較)
・物価の高い国と低い国(水準と上昇率) ・日本と世界の物価の比較
・ハイパーインフレを経験した国 ・物価と為替の関係 など
5章 政策と物価の関係
・金融政策の役割 ・金融政策が物価に影響を及ぼす理由 ・2%の物価目標とは ・財政政策は物価に影響する? など
【著者略歴】
ニッセイ基礎研究所・経済調査部長。
拓殖大学・神奈川大学で非常勤講師(日本経済論)。
統計委員会専門委員。
1992年に京都大学教育学部を卒業、日本生命保険相互会社に入社。
1996年にニッセイ基礎研究所、2019年8月より現職。
日本経済研究センターが実施している「ESPフォーキャスト調査」では過去8回、予測的中率の高い優秀フォーキャスターに選ばれている。