商品説明
歴史全般
【内容紹介】
<<インド洋>>という広範な視点で、古代から現代までの激動の歴史を描いた歴史書The Ocean of Churn: How the Indian Ocean Shaped Human History の完訳
航海記録、遺伝子研究、発掘調査などの成果を取り入れ、従来の歴史書とは異なる視点で描いた<<インド洋の歴史>>
三蔵法師、法顕、鄭和、ヘロドトスからチャーチル、ガンジー、リー・クアン・ユーまで、“歴史に名を残す偉人”を<<インド洋>>の視点から再評価する
ユニークなエピソードが満載
「ヘロドトスらギリシャ人は1500年もの間、アラブ人に騙されていた」
「イブン・バットゥータは“女の子と船に乗りたい”と駄々をこねたおかげで死なずにすんだ」……etc
本書は、インド国防大学では留学生の必読書となっている
目次
日本語版刊行に寄せて(サンジーブ・サンヤル)
第1章 導 入
海からの視点/歴史哲学/インド兵士/女性の家系
第2章 遺伝子と氷
インド洋の形成/人間の大きさ/遠路オーストラリア/環インド洋への移住/氷河期/都市から農村へ/大洪水の後
第3章 メルッハの商人
インドの古代農民/文明を築いた川/海の中心地ドーラヴィーラ/ヴェーダを作ったのはハラッパー人なのか/遺伝子の撹乱/インド・イラン人/契約の箱/スンダランドの離散/チトラーンガダーの娘たち
第4章 カーラヴェーラの逆襲
獅子の王国/フェニキア人はアフリカを一周したのか/戦象/アショーカ王は偉大なのか/マウリア朝の交易路/カーラヴェーラの逆襲
第5章 カウンディニヤの結婚
カウンディニヤの結婚/タミル人とシンハラ人/アレクサンドリアからムジリスへ/ワクワク縫合船/バントゥー族の移住
第6章 アラビアン・騎士
法顕の航海地/パッラヴァ朝の謎/イスラム前夜のアラビア/イスラム教の台頭/アラビアン・ナイト/シンドの征服/サンジャンの物語(キッサ・イ・サンジャン)放浪のロマ
第7章 商人に寺そして米
大都市アンコール/チョーラ朝時代の地政学/商人ギルドと寺院銀行/オディヤ人の候補者/フスタートの記憶/グレート・ジンバブエとザンジュ/世界の滅亡/旅人たち
第8章 宝物と香辛料
龍椅の宝船艦隊/時代の終焉/ヴァスコの大砲/冒険譚/十字架の名のもとに/ヴィジャヤナガル-勝利の街/戦うウラル女王
第9章 ナツメグとクローブ
オランダの支配/企業街/髑髏と骨/商人の娘/王と船長/企業帝国/ティプー・スルタン-英雄か暴君か
第10章 ダイヤモンドとアヘン
オランダ香辛料独占の終焉/シンガポールの自由港/イギリスにとってのキャンディ/アヘンの煙…
【目次】
日本語版刊行に寄せて(サンジーブ・サンヤル)
第1章 導 入
海からの視点/歴史哲学/インド兵士/女性の家系
第2章 遺伝子と氷
インド洋の形成/人間の大きさ/遠路オーストラリア/環インド洋への移住/氷河期/都市から農村へ/大洪水の後
第3章 メルッハの商人
インドの古代農民/文明を築いた川/海の中心地ドーラヴィーラ/ヴェーダを作ったのはハラッパー人なのか/遺伝子の撹乱/インド・イラン人/契約の箱/スンダランドの離散/チトラーンガダーの娘たち
第4章 カーラヴェーラの逆襲
獅子の王国/フェニキア人はアフリカを一周したのか/戦象/アショーカ王は偉大なのか/マウリア朝の交易路/カーラヴェーラの逆襲
第5章 カウンディニヤの結婚
カウンディニヤの結婚/タミル人とシンハラ人/アレクサンドリアからムジリスへ/ワクワク縫合船/バントゥー族の移住
第6章 アラビアン・騎士
法顕の航海地/パッラヴァ朝の謎/イスラム前夜のアラビア/イスラム教の台頭/アラビアン・ナイト/シンドの征服/サンジャンの物語(キッサ・イ・サンジャン)放浪のロマ
第7章 商人に寺そして米
大都市アンコール/チョーラ朝時代の地政学/商人ギルドと寺院銀行/オディヤ人の候補者/フスタートの記憶/グレート・ジンバブエとザンジュ/世界の滅亡/旅人たち
第8章 宝物と香辛料
龍椅の宝船艦隊/時代の終焉/ヴァスコの大砲/冒険譚/十字架の名のもとに/ヴィジャヤナガル-勝利の街/戦うウラル女王
第9章 ナツメグとクローブ
オランダの支配/企業街/髑髏と骨/商人の娘/王と船長/企業帝国/ティプー・スルタン-英雄か暴君か
第10章 ダイヤモンドとアヘン
オランダ香辛料独占の終焉/シンガポールの自由港/イギリスにとってのキャンディ/アヘンの煙/ボンベイの大物/オマーンからザンジバルへ/蒸気船と漁船団/アフリカ分割/偽りの終焉
第11章 黄昏から新たな暁へ
侵略者/第一次世界大戦/大いなる陰謀/ブラック・ウォーターに囚われて/シンガポール陥落/インド国民軍/チャーチルの秘密/大反乱/マジャパヒトの夢/決着/唯一の国、シンガポール/新たな夜明け/ボンベイからムンバイへ/激動の歴史
訳者あとがき(中西 仁美)
【著者略歴】
サンジーブ・サンヤル Sanjeev Sanyal
1970年生まれ。
作家、経済学者、都市計画研究者。
コルカタで育ち、デリー大学を経て、ローズ奨学生としてオックスフォード大学へ留学。
その後20年間国際金融市場で勤務。
ヨーロッパ最大手の銀行で経営責任者に就任し、国際戦略を担当。
2010年、世界経済フォーラムにて「ヤング・グローバル・リーダー」に選出される。
また、シンガポール在住中には都市研究に尽力し、アーバン・ダイナミクスに関する研究でアイゼンハワー・フェローシップを授与される。
2017年、インド政府主席経済顧問に就任。
2022年、ナレンドラ・モディ首相の経済諮問委員会に参画する。
G20枠組み作業部会の共同議長を5年間務めるなど、数々の国際会議にインド代表として出席。
ベストセラーとなった著書に、本書 The Ocean of Churn: How the Indian Ocean Shaped Human Historyのほか、Land of the Seven Rivers: A Brief History of India’s Geography、 Life over…