単行本(実用) 哲学 なぜ鏡は左右だけ反転させるのか / 加地大介

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管理番号: BO4424085
発売日: 2024/05/20
メーカー: 教育評論社

商品説明

哲学
【内容紹介】
分析哲学、論理学の入門書として、身近なテーマからわかりやすくその興味深さを論じる。
哲学するためには必ずしも身構えたり深刻になったりする必要はありません。
鏡のような身の回りの道具のなかにも哲学する種はいっぱい詰まっていますし、娯楽映画を存分に楽しんだその延長上で哲学することができます。
この本では、鏡像反転の謎やタイムトラベル映画の謎について考えながら「右と左」「過去と未来」という私たちの基本概念を分析し、空間と時間にまつわるいくつかの哲学的問題に答えていくことを試みます。
-「まえがき」より。
2023年に哲学書房から刊行された『なぜ私たちは過去へ行けないのか--ほんとうの哲学入門』の改訂版。
カント生誕300年を記念し、カントの空間論についてを増補!
【目次】
まえがき
第一章 なぜ鏡は左右だけ反転させるのか
1 鏡像反転の謎
2 鏡は上下も左右も反転させない
3 ノボル君の悩み
4 鏡は上下も左右も反転させる
5 ふたたびノボル君の悩み
6 鏡の中の世界は二次元? 三次元?
7 デカルト座標と回転座標
8 鏡はやっぱり左右だけ反転させる
9 回転軸の謎
コラム カントの空間論/カントの空間論をもう少し)
第二章 なぜ私たちは過去へ行けないのか
1 ターミネーター2
2 限りなくおいしいワイン
3 「ターミネーター2」の謎
4 過去は引き起こせる……ロンドンの宿命論と踊る酋長
5 未来は決定している…オズモの物語
6 過去と未来の相違
7 可能性としての未来と必然性としての過去
8 私たちが過去へ行けない理由……その1
9 私たちが過去へ行けない理由…その2
コラム 運命は自分で創る
コラム ダメットの逆向き因果論をもう少し
あとがき
【著者略歴】
1960年、愛知県に生まれる。
1983年、東京大学教養学部(科学史科学哲学分科)卒業。
1989年、東京大学人文科学研究科博士課程(哲学専攻)単位取得退学。
2007-08年、ニューヨーク大学、ダラム大学(いずれも哲学科)客員研究員。
専門は形而上学および論理哲学。
主な著書に『もの ー現代的実体主義の存在論ー』(春秋社、2018年)、『論理学の驚き ー哲学的論理学入門ー』(教育評論社、2020年)などがある。