単行本(実用) 日本エッセイ・随筆 諫言を容れる / 矢野弘典

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管理番号: BO4367094
発売日: 2024/02/13
メーカー: 時事通信出版局

商品説明

日本エッセイ・随筆
【内容紹介】
マネジメント不全による企業・組織の不祥事が相次ぐ。
失敗したリーターに共通した特徴は部下の「諫言(かんげん)」を容れなかったこと。
忖度をして、上長にもの申さない部下、忠言を排除する管理職は組織を蝕む。
中国・唐の時代、道徳文化国家として三百年にわたって栄え、太平の世を築いた皇帝・太宗は臣下に積極的に「諫言」を求めた。
唐では官職「諫議大夫」が置かれ、君主にもの申すのをその役割とした。
太宗は徹底して自己抑制のできる君主だった。
臣下の諫言をよく聴き、軌道修正に躊躇しない。
トップの度量、迎合しない部下。
ここには組織のマネジメントの理想がある。
太宗と群臣の対話を記録し、リーダーの姿勢を説いてやまない『貞観政要』。
東芝欧州代表、経団連専務理事、中日本高速道路代表取締役会長CEO、横綱審議委員会委員長を務めた著者がこの古典を読み解く。
新人社員時代に接した土光敏夫氏ら仕事で出会った人々、永年読み込んだ古今の典籍に基づく豊富なエピソードもふんだんに交えた親しみ深い一冊。
第2章では、人物を涵養(かんよう)する書物として指導者に広く読まれ続ける中国・明代の『呻吟語』に基づき、リーダーのあるべき姿について考える。
第3章の「企業の社会的責任」では、現代の企業の社会的責任(CSR)について考察する。
【目次】
第1章 帝王学の書『貞観政要』に学ぶ
第2章 才徳兼備の人づくり『呻吟語』に学ぶ
第3章 企業の社会的責任とは
【著者略歴】
公益財団法人産業雇用安定センター会長。
1941年生まれ1963年東京大学法学部卒。
株式会社東芝欧州総代表兼東芝ヨーロッパ社社長、日本経営者団体連盟理事・常務理事、日本経済団体連合会専務理事、明治学院大学客員教授、中日本高速道路株式会社代表取締役会長CEO、株式会社ADEKA社外取締役などを歴任。
現在は、株式会社ADES経営研究所代表取締役社長CEO、一般社団法人ふじのくにづくり支援センター兼三公社理事長。
主な公職は、社会保障審議会委員、労働政策審議会委員、司法制度改革労働検討会委員、 ILO使用者日本代表、アジア太平洋経営者連盟事務局長を歴任。
現在は、公益財団法人日本相撲協会横綱審議委員会委員長、公益社団法人国際IC日本協会会長、特定非営利活動法人経済人コー円卓会議日本委員会会長、モンゴル経営者連盟顧問、静岡県地域自立のための「人づくり・学校づくり実践委員会」委員長など。
著書に『青草も燃える』(中経マイウェイ新書)、『わが国海外進出企業の労働問題〜マレーシア』(共著、日本労働協会)、『論語とリーダーシップ〜信望の秘訣』(生産性出版、非売品)。
『お爺ちゃんの論語塾』を主宰。