商品説明
社会
【内容紹介】
全国10万超のNPOの最大の悩み「資金をどう獲得するか?」の答えを初めて示し、民間の非営利団体に「活動資金調達ノウハウ」の決定版と支持された必読書が、待望の改訂新版として生まれ変わりました。
改訂新版のポイントは、「寄付者が最初の寄付をするまでの過程」を分析し過程ごとに適切な対応を行うためのセオリーを示す「寄付者ジャーニー」という考え方を紹介したこと。また、設立したばかりの団体や小規模団体が取り組みやすい物品寄付、街頭募金、募金箱などの解説を加え、寄付集めのルールについても取り上げました。
現代社会が抱えるさまざまな課題を「民間の力で解決していこう!」と奮闘する人たちのために、活動資金を調達するためのノウハウをはじめ、経験豊かな著者がこれまで学んできたことをあますことなく提供します。
コロナ禍の中でも、思いやりと助け合いの精神をもって生活困窮者や高齢者、障がい者など社会的弱者への支援活動を続けた民間の非営利団体は、多くの人に笑顔と勇気と希望をもたらし続けました。この改訂新版が、社会を支える善意の資金循環の一助となることを願っています。
【目次】
第1章 団体としての準備〜理念編〜
「MITAS」の法則/ファンドレイジング行動基準/明文化すべき7項目 など
第2章 団体としての準備〜実務編〜
理事会/オンライン決済システム/システム導入に不可欠な団体内合意 など
第3章 個人としての準備
エレベータートーク/心理学と行動経済学から学ぶ/寄付税制の理解 など
第4章 寄付
寄付者ジャーニー/寄付者ピラミッド/街頭募金/クラウドファンディング/寄付依頼の手紙 など
第5章 会費
会員継続率を高める/会員は団体のファンクラブ/退会者への対応 など
第6章イベント開催
開催前5つのポイント/開催チェックリスト/オンラインイベント など
第7章 助成金
考え方/出口戦略/申請から採択まで/申請書の8項目/プレゼン など
第8章 事業収入
ミッションとの整合性と収益性/収益をあげる事業の立案 など
【著者略歴】
徳永 洋子【とくなが ようこ】
ファンドレイジング・ラボ代表、日本ファンドレイジング協会理事、法政大学・相模女子大学非常勤講師。東京都出身。大学卒業後、三菱商事に勤務。1998年から日本フィランソロピー協会で視覚障害者向け録音図書のネット配信事業「声の花束」を担当。2000年より「シーズ・市民活動を支える制度をつくる会」で、主に非営利団体のファンドレイジング力(資金調達力)向上事業に従事。そのプロジェクトの一環として、日本ファンドレイジング協会設立を担当し、2009年2月、同協会設立と同時に同協会事務局次長となり、2012年6月より2014年12月末まで同協会事務局長を務めた。現在、同協会理事。2015年2月に「ファンドレイジング・ラボ」(http://fundraising-lab.jp/)を立ち上げ、非営利団体のファンドレイジング力向上と寄付文化の醸成を目指して、講演、コンサルティング、執筆などを行っている。これまで全国で400回におよぶファンドレイジングセミナーに講師として登壇。受講者は2万人を超えている(2023年7月現在)。