商品説明
社会科学
「このまま忘れてもらおう」作戦に惑わされない。 偉い人が嘘をついて真っ先に逃げ出し、監視しあう空気と共に「逆らうのは良くないよね」ムードが社会に蔓延。「それどころではない」のに五輪中止が即断されず、言葉の劣化はますます加速。身内に甘いメディア、届かないアベノマスクを待ち続ける私……これでいいのか?このところ、俺は偉いんだぞ、と叫びながらこっちに向かってくるのではなく、そう叫びながら逃げていく姿ばかりが目に入る。そんな社会を活写したところ、こんな一冊に仕上がった。(本文より)第1章 偉い人が逃げる -忘れてもらうための政治第2章 人間が潰される -やったもん勝ち社会第3章 五輪を止める -優先され続けた祭典第4章 劣化する言葉 ー「分断」に逃げる前に第5章 メディアの無責任 -まだ偉いと思っている