商品説明
労働契約法は、リーマンショック後の有期契約労働者の雇止めトラブルの増加を受けて、平成24年改正で無期転換などの制度が設けられた。さらに昨年、政府が「同一労働同一賃金」を掲げたことから、企業は非正規雇用者の取扱いについて新たな対応を求められることとなり、そのために欠かせない「労働契約法」の理解に関心が集まっている。本法は全22条のコンパクトな法律だが、理解するうえでは法条文を読み解くだけでは足りず、基礎法学、民法や憲法の規定、判例法理、近年の裁判例の動向なども押さえておく必要がある。本書では、これらを、企業の担当者や労務問題に取り組む社労士等を対象に、労働契約法を理解するための入門書として、読みやすいQ&A形式で解説。